三友土質チャンネル

技術者集団!三友土質エンジニアリングのエンジニアによるブログ

大改造!!劇的ビフォーアフターに工事協力

5月11日(日)午後6時56分放送 2時間スペシャル 体当たりして勝手口を開ける家 感動と衝撃の二時間スペシャル。築60年の老朽化に加え、 家が道路の下に埋もれるように建つなど、様々な問題を抱えた 「体当たりして勝手口を開ける家」を劇的に大改造!匠の秘策にスタジオも騒然! 弊社が工事協力したお宅です。ご覧ください。

大正初期の児島湾の絵を発見

大正初期の児島湾を描いた貴重な絵を発見しました。常山から北を見た絵です。7区などの干拓はまだ行われていませんからまだ海の状況がわかります。(花回廊ゴルフクラブさんの所蔵レストランに展示)

和歌山市の建築地盤

先日は建築設計の方のセミナーで地盤の話しをする機会がありました。要点を次に述べます。 和歌山平野は紀の川の流域に発達した低平地である。上流から河口に向かって沖積層厚は谷幅に比例して深くなり河口では30m以上になり、砂州が発達している。市内は全般に砂層が多く見られる。ただし三田地区は紀の川の流れの影響による砂の堆積は少なく後背湿地は粘土質である。 市内全般に紀の川の旧流路跡が随所にみられ住宅地盤としての表層部はばらつきが多い。地下水位も高いので液状化の可能性がある地域が多いが、河口部の砂州の地域の平均N値は20以上のところもあり通常の砂州とは意味合いが変わる。中層建物は必ずしもくい打ちの必要はなく、液状化検討により表層や柱状などの地盤改良で十分支えられるケースが多い。したがって建築時には液状化の調査を行うことが重要である。砂層下部には粘性土が堆積する場合があるので沈下の検討も必要になる。

江戸時代になぜあんなに広大な干拓ができたのか?

岡山の歴史の謎を地盤から考える。その2 江戸時代に岡山藩の津田永忠は図のような広大な干拓事業を成し遂げました。一年に換算すると海岸線が20m遠ざかって行ったことになります。この時代になぜこのような大事業が出来たのでしょうか?理由として次のように考えます。 ①このころ児島が藤戸のあたりでほぼ陸続きとなり潮流の弱い静かな内湾、児島湾となり河川の土砂が堆積しやすくなった。 ②中国地方は砂鉄の産地で盛んに土砂が流された。(かんな流し) ③当時の燃料は薪がほとんどで山の木が盛んに刈り取られ荒廃し、土砂が流れやすくなった。(当時の絵図からわかる) もちろん堤防の工事では大変苦労したと言われておりますし、津田永忠さんの見識の高さがうかがわれます。

高松城水攻めの堤防がすぐできたのはなぜか?

岡山の歴史の謎を地盤から考える。その1 高松城水攻めの謎のひとつとして短期間で周囲に堤防がなぜできたのかと言われています。国土地理院の土地条件図を見ますと、足守川は頻繁に流路を変えて流れているのがわかります。また堤防を築堤した付近は、自然堤防であることから、微高地であったと思われます。したがって黒田官兵衛の目の付け所と水攻めの発想が出るところはさすがにすごいと思われます。自然堤防は微高地であり地盤もしっかりとしているので容易に作業できたと思われます。問題は下流の部分の締切ですがこの部分は今も蛭ヶ鼻として築堤跡がありますが、自然堤防ではなく地盤は軟弱で苦労したと思われます。農民に俵に土を詰めて持参させて敷いて盛土したとの記録があるようですが、これは現在の地盤補強の改良工法の原型であります。以上が地盤から考えた高松城水攻めの謎解きであります。あくまでもわたくしの説でありますことをお許しください、

三友土質エンジニアリングはおかげさまで設立30周年を迎えることが出来ました。

住宅地盤業界では草分け的存在として岡山の地に創業し30年、北関東から九州鹿児島までを営業エリアとして皆様のお役にたてるようになりました。それほどの資産はありませんが一番の財産は多くのお客様と地盤ノウハウであり、チャレンジ精神旺盛な社員と協力業者さんです。 先日は全社員と古くからの幹部業者さんの謝恩会を開催しました。次回の40周年の再会を期して盛会裏に終わりました。

自沈層があれば基礎補強が必要?これからは判定士に聞きましょう。

先日、地盤工学会や建築学会などが行う地盤品質判定士の初めての資格試験合格者384名の発表がありました。この資格は住宅建築において基礎補強が必要かどうかの判定を現状で最も公平に判定してくれる資格であると思われます。スウェーデン式の試験で自沈層があった場合、色々な解釈が出る場合がありました。これは個々の現場の状況により判断が変わることと、スウェーデン式自体が簡易な試験方法であるのでその判定には誤差もありばらつきもあるからなのであります。最終的に精度の高い判定をしようとすれば追加試験が必要になるケースも出てきますが、地盤の知識レベルから言えば地盤品質判定士の判断は信頼性が高いと言えます。こんごはこの資格が業界に普及することにより公平な目で基礎補強の判定ができるようになることを期待しております。

実りの秋を迎えた棚田の絶景写真。

棚田に実りの秋。高松営業所松岡さんの提供です。

調査結果に「十分に転圧すればベタ基礎でOK」とあるが、「十分に」とはどの程度?

さて十分な転圧とはどのようなことを言うのでしょうか?要は将来沈下しないように、転圧することです。ところで転圧は砂質土では有効ですが、粘土質の土では転圧により逆に地盤を乱して弱めてしまう恐れがあります。さらに砂質土であっても水分量によっては転圧しても、さほど効果がないこともあります。(最適含水比で締固めする必要があるのです。)ですから住宅の基礎工事で転圧によって対応する場合は、しっかり土をみた上での施工管理が必要になります。 それでは管理はどうするかといえば、締固め試験を行い最大乾燥密度を求めて、最適含水比になるよう転圧施工します。効果確認は土の密度を測る方法が土木工事では一般的です。最近では手軽に現場で支持力を測定するキャスポルという方法もあります。将来大雨で浸水でもあれば、水浸沈下と言って大きな沈下も懸念されます。できれば最大乾燥密度の90%ぐらいの密度になるように転圧しておく必要があります。それはどの程度かといえば、一概には言えませんが、建物荷重に対してかなり余裕を持った支持力を確保すべきであることは言うまでもありません。 SWS試験で自沈が無ければベタ基礎でOKと判断する傾向もあるようですが、慎重によく考えた基礎検討が必要です。 従いまして「転圧してベタ基礎でOK」といっても、きちんとした基礎施工と管理を行う必要がありますし、そのような地盤ではあっさりと表層改良などを行うこともおすすめしております。  

地盤セミナー ポスターです。

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