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和歌山市の建築地盤

先日は建築設計の方のセミナーで地盤の話しをする機会がありました。要点を次に述べます。
和歌山平野は紀の川の流域に発達した低平地である。上流から河口に向かって沖積層厚は谷幅に比例して深くなり河口では30m以上になり、砂州が発達している。市内は全般に砂層が多く見られる。ただし三田地区は紀の川の流れの影響による砂の堆積は少なく後背湿地は粘土質である。
市内全般に紀の川の旧流路跡が随所にみられ住宅地盤としての表層部はばらつきが多い。地下水位も高いので液状化の可能性がある地域が多いが、河口部の砂州の地域の平均N値は20以上のところもあり通常の砂州とは意味合いが変わる。中層建物は必ずしもくい打ちの必要はなく、液状化検討により表層や柱状などの地盤改良で十分支えられるケースが多い。したがって建築時には液状化の調査を行うことが重要である。砂層下部には粘性土が堆積する場合があるので沈下の検討も必要になる。