三友土質チャンネル

技術者集団!三友土質エンジニアリングのエンジニアによるブログ

3月, 2012

柱状改良は地震で大丈夫ですか!?

昨日、岡山市内のある住宅会社さんで1時間「地盤データの見方」についてのセミナーを行いました。 その時「柱状改良は地震で大丈夫ですか?」との質問がありました。   「地中で折れるのではないか!?」とのご心配があったようですが、日本建築センターから柱状改良の地震時の設計指針が出されており、確認申請で構造計算が必要な中規模以上の建物については、その指針で計算して確認を行っています。 また、今回の地震でもその計算方法で問題はないようです。   戸建住宅においては、地震時の計算は要求されていませんが、計算をしてみますと通常施工されている径や本数でも問題ありません。 ただし、通常より本数の少ない場合や径が500mm以下の場合では地震時には注意が必要になります。   揺れは地中よりも地表面が大きく、建物の荷重で水平力がかかる杭頭付近が最も揺れの影響があります。それについての確認をしていれば実際上も心配はありません。 今後も地震に関する豆知識を継続していきたいと思います。

宅地の液状化調査と対策

最近、関西~西日本においても宅地の液状化について相談が多くなってきました。宅地ではビルを建てる時のようなボーリングではなくスウェーデン式サウンディングと言って比較的簡易な調査を行っているため液状化の判定まではできませんでしたが、最近は深いところの土の採取器や地下水位の測定器が開発されて安価で簡易に判定できるようになりました。今は要望により任意で行っていますが、近いうちに義務化されるようになると思います。土の採取と地下水位の測定   液状化対策についても同様に問い合わせが増えております。最近の事例では、ビルなどと同じように液状化しない地盤で杭で支えるか、地盤改良で固める方法が採用されています。今日の山陽新聞に液状化対策工事(WIB工法)が掲載されています。弊社も協力して工事を行いました。    

宅地造成地の地盤を判断するには?

私たち地盤会社から見た造成地の判断は見た目がきれいなとかは関係ありません。盛土は造成されて期間が経過し雑草が生えているぐらいの方が安定なのであります。 まず新しい盛土の下に軟弱地盤があるとその地盤が盛土の重みで徐々に沈下します。軟弱地盤が厚いと沈下量も大きくなりますし、何か月あるいは何年も沈下が止まらないといったことが起こります。この様な沈下が止まらないうちに建築すると住宅が傾くといったことが起こるのです。 次に盛土が新しいと砂質の良い土であっても造成盛土自体が沈下することがあります。これは浸水沈下と言います。ある程度土を締固めしても起きる場合があるので厄介です。何回か雨が降れば沈下が停止するので、それ以降に建築すれば心配はありません。昔から盛土は一年寝かせると良い土地になると言われていますが、ある意味あたっています。 造成盛土は見た目ではなく雑草が生えているぐらい時間が経過したほうが沈下には安全になります。